「活動報告」

投稿が遅れましたが、今年も「にじいろキャンプ」が無事に終了しました。
今年で5回目となるこのキャンプ。小学校3年生以上を対象に行われ、子どもたちもボランティアスタッフも新しいメンバーが多く参加してくださり、過去最多の人数でワイワイと開催することができました。

にじいろキャンプの最大の特徴は、子どもたちが主体となって活動することです。
キャンプの1ヶ月前から、それぞれの役割を決め、スタッフと一緒に準備を進めていきます。そして、キャンプ当日には、自分の担当を責任を持って遂行していきます。
つい口出ししたくなる気持ちを抑えるため、大人の決まりごとも。

キャンプのスタートは恒例行事である『宣言の時間』から始まります。
これは誰にとっても緊張する瞬間ですが、自分に対して「このキャンプで何を得たいか」を約束する重要な時間です。

「料理など生活のスキルを身につけたいです」
「友達と仲良くできる自分になりたいです」
「雑用を頑張ります」
人前で話すのが苦手な子どもも、スタッフや友達の協力を得ながら取り組むことができました。
この宣言を通じて、自分の力を信じ、新たな自分に出会うことができます。

その後はレクリエーション、買い出し、テント建て、飯盒炊飯、片付け、公衆浴場体験、そしてサプライズの花火など、たくさんの活動を通じて子どもたちは新しい友達と仲良くなり、多くの子どもたちにとって初めてのお泊まり（しかもテント泊！）を経験しました。

例年いつもと違う状況で興奮してなかなか眠れない子もいますが、今回も最後まで起きていた子が眠りについたのが明け方5時。。
それもまた想定内です笑

最後にスタッフが撮影し、編集したキャンプの様子をみんなで鑑賞しました。
その動画を見て、子どもたちの成長に感動して涙を流す保護者の姿も見られました。

たった1日ですが、本当に一人一人が「こんな一面があったんだ！」「こんなことできるようになったんだ！」と嬉しい驚きを与えてくれました。この経験が子どもたちの将来に必ず活かされ、不安定な世の中を歩んでいくパワーに繋がっていると確信しています。

今年は少しうまく活動できなかった子も、来年は大きな成長を遂げ、みんなを引っ張っていく存在になってくれると期待しています。

スタッフも毎年新たな学び、多くの気づきや発見があります。
にじいろキャンプに参加したすべての子どもたちとスタッフに感謝し、来年もまた素晴らしい経験を共にできることを楽しみにしています！